塩の花といわれる南フランスの自然海塩カマルグ
手作業で集められた塩
“fleur de sel(塩の花)” (日本語表記は「フルール・ド・セル」か「ペルルドセル」)と呼ばれるものです。
「天然海塩」、その中でもカマルグの塩は甘み、苦味、こくがあり、海の香りが残っていると言われます。
生野菜や魚など、より味が繊細なものと合わせやすく、さまざまな料理の最後に加えるひとふりで料理に生気を与える力を持ちフレンチのシェフ御用達品です。
『フルール・ド・セル』が、作れるかどうかはカマルグの天気次第です。ひと雨降るだけで簡単に流されてしまします。
地中海の海水を塩田に引くと春から夏にかけて太陽と風によって海水が濃縮されます。塩田の水面に現れた結晶を伝統にならって手作業で採塩しました。
大きなスコップを使い、土手の方へそっとかき集めます。
スコップで底のほうをガリガリとこすってしまうと底の方の粗雑な塩が、混ざってしまいますので、作業するときは音にも注意を払う必要があります。
フランスの塩と言えばブルターニュ・ゲランドの塩が有名ですが、塩田の土質のせいでやや灰色がかってしまいます。
それに対してこのカマルグ産の塩は水と土壌の性質が良い為、精製していないにもかかわらず、美しい白色が特徴です。
地中海に面した南フランス、マルセイユの西にある「カマルグ自然公園」できれいな海水から天日を使って作られるカマルグの塩。
最初に塩田の表面に現れるぺルルドセルは、高級品とされ、その繊細な結晶は料理の風味を際立たせます。
プチギフトとしてもオススメの逸品です。
■SALINS サラン■
1856年に創設されたサラングループは、幅広い種類の塩製品を取扱う国際的な企業です。
フランスをはじめとしたイタリア、スペインなどのヨーロッパ諸国やアフリカにおいては塩の市場におけるリーダー的存在。サラン製品が輸出されるのは世界50ヶ国以上にのぼります。